NPO法人岐阜ダルク

Drug Addiction Rehabilitation Center

2024年1月ブログ「今日もぐるぐる」

新たな一歩

皆様
あけましておめでとうございます。
いよいよ令和6年が始まり2日経ちました。

実は私、明日から正式に
“B型事業所そらまめ”に引っ越して、
そこで働くことに決まりました。

今まで住んでいた女性ハウスの荷物は
なんとなく荷造りが終りました。

3年前にダルクにつながったばかりの
私の荷物はかなり少なく、
歴代の誰よりも荷物が少なかった
との事だったらしいけれど、
3年経つとそこそこ荷物もあり、
断捨離すらしました(笑)

育てている植物たち~
先行く仲間が分けてくれたポトスや多肉植物
新しく買った多肉植物
沖縄で買ったドラゴンフルーツ
それらを鉢に植え替えて
4つの植物たちとともに引っ越しします。

薬やアルコールがなくても
普通の仕事をできるよう練習してきますね!

さて、今日のダルクは!!!
最近食べることが多かった私は
ダルクのみんなと一緒にランニング大会!!!

私からするとダルクの利用者?としての
最後の?ランニング!

このブログも最後になるかもしれません。。。。💦

これからも土日はダルクに通えると聞き
気持ちは楽になってます✌

今日はみんなとたくさん走りましたよ。
一緒に女性ハウスで暮らしている先行く仲間が
~愛ちゃんがいなくなるのは寂しい
と言ってくれました。
その言葉に涙が出ました。
私も寂しい。。。。

涙あり笑いありで、
みんな笑顔でランニングを無事終えました。


私ね、昨日の地震のテレビを見ながら
こんなことを感じました。

過去に私は薬とアルコールを飲みながら、
東日本大震災をテレビで見ていて


『もし自分の街で災害が起きたら
薬がやれなくなるじゃん!』

『薬の切れ目で動けなくなるし、
いっそのこと何かに潰れて一瞬で死ねたほうがマシだわ』

。。。。。

薬の事と自分のことしか考えられない
自分がいました。
あまりにもひどい日本列島の様子を見て、
その時私も今なら
(仕事をしていない時期だったから)
ボランティアしに行こうかな?なんて
薬を使いながらでそんな体力も
あるはずもないのに
綺麗事ばかり考えていました。

ボランティアとは、
自分の職も住む場所も、
自分で確保してこそ、
本当のボランティアだと知り、
薬に自分の持っているお金のほとんどを
つぎ込んで生活をしていた私は
現実の厳しさを知りました。

今、私は薬がなくても今のところ大丈夫です。
薬の切れ目もなければ
困っている人、助けを求めている人に
手を差し伸べることができるかもしれない。

口だけではない、
本気の行動ができるかもしれない自由。

薬に縛られて、
何もできなかった。
何かを選択することすらできなく、
身動きが取れなかった私は、
少しずつ自由を手に入れているのかもしれないなぁと感じる今日この頃です。

このブログを読んでくださっている方の中で、
私のように薬に縛られて
薬がない人生なんて考えられない
と思っている人がもしいたとしたら。。。

人は変われる。。。。


このなんだかよくわからない
回復のプログラムってやつを
やり続ければ変わっていくと
確信しています。
わからない事は聞いて行動する。


新しい一歩を踏み出す変化の時って
その1歩がとても重いんだけれど、
その一方踏み出した向こう側の景色は
とてもキラキラしているのかもしれないですね。

そう私にも言い聞かせ、
明日から新しい変化への1歩を歩んでいきます。

いつも読んでくださって、
本当にありがとうございます。

gifudarc

岐阜ダルクは薬物、アルコール、摂食障害、窃盗、ギャンブルなど様々な依存症からの回復を目指す民間のリハビリ施設です。薬物問題でお困りなら、ぜひ一度ご相談ください。岐阜ダルクには、男性の入寮ハウスだけでなく全国でも数少ない女性の入寮ハウスも備えています。