「料理指導」
週に一回(毎週火曜日)ボランティア講師としてお見えになる先生より直接の御指導を頂きながら、皆で料理を作ります。
施設利用者さん達は二班に分かれてチームになります。
厳正なる(割りばしを使用した、至極簡単な)クジ引きの結果、私は二ヶ月連続で料理担当に配置され、更に「リーダー」役を与えられました。
自分は長く調理の仕事に携わってきました。
だから料理は私にとって得意なことなんですね。
それだけに自身の身勝手さや、自己中心性が非常にわかりやすく表出するのです。
他者を従業員として使う立場にいた私は、自分の頭の中で描いたストーリー通りに「人員」が動かんと、もの凄く気に入らんのです。
「ワシ様をどなた様と心得る!?畏れ多くもテメエたちのシェフ様なるぞ‼」といったところでしょうか?
まだ始まってもいない調理の段取りのことで、早くも前日から頭がいっぱいになる…。
コレ、病気なんですねぇ~、いわゆる「普通の人」達はここまでとらわれる事はない様なのです。
最近はプログラム開始前のひと時、「自己中心性から私を遠ざけて下さい」と短い祈りの言葉を唱え、心を整えようと努力しています。
チームの仲間たちに任せ、委ねることができる様、そしてやたらと気負うことから解放されますように…、結局は自信の欠如の現われなのかもしれません。
自分の欠点に気付き、向き合うことーこれがプログラムです。
指導の先生に感謝します‼
