「普通って何だろう?」
今日のミーティングで出されたテーマです。
何の変哲もない、ごく普通のテーマでしょう。
年に何回かは必ず出くわすであろう、にも拘らず直ぐに忘れ去ってしまうであろう…、あまりにも普通すぎる話題ですし、意識されることも無く多用される単語です。
幼い子供ですらその単語が持つニュアンスの違いを微妙に使い分けながら、なかなか器用に浮世を泳いでいるように見えることがあります。
いい歳をした大人から年端もゆかぬ幼子に至るまで、ぞっとするほど巧妙に、残酷に、気に入らないヤツをある種合法的にいたぶり、極端な場合には「魂殺し」を愉しむための手頃なツールとして、この言葉を使うことがあるようです。
ポケットから取り出したジャックナイフをチラつかせ、相手を威嚇してやにさがっている悪童のように、です。
「普通」とは、フツーに怖い言葉だな、と感じています。
だから自分ではあまり普段使いしないよう、注意しています。